家庭教師のバイトで辛いことはどんなこと?解決方法例もご紹介!
家庭教師のバイトは、他の仕事に比べれば時給が高く、肉体的なしんどさもありません。
しかし実際に体験してみると、家庭教師ならではの辛さもあるのが分かってくるのではないでしょうか。
今回は、家庭教師のバイトで辛いと感じること、そして解決方法の例についてご紹介していきます。
生徒の成績が上がらない
家庭教師のCMを見ていると、「家庭教師を付ければ、すぐに成績が上がる」と考えてしまう保護者も出てくるでしょう。
しかし実際は指導を始めてすぐに成績が上がるとは限りません。
全く授業を理解していない、つまり理解度0の生徒の成績を上げるのは割と簡単だと言われます。
0点が10点になるだけで成績が上がったことになるからです。
基礎事項を教えていけばよいので、家庭教師側の負担も少ないでしょう。
逆に、中~上級レベルの生徒をさらなる成績アップに導くのはなかなか大変です。
本人も家庭教師もどこが成績アップの障害になっているのか、分かりづらいのです。
「宿題はよくできているのに、テストの成績はいまいち」など努力に見合った結果が出ないこともあるでしょう。
また生徒が乗り気でないのにもかかわらず、保護者が家庭教師を手配するケースもあります。
こんな時は生徒自身のやる気がありませんので、まずは信頼関係を築くところからスタートしなくてはなりません。
机に向かってくれるまで、かなりの時間がかかる場合もあります。
生徒の成績が上がらなければ、家庭教師としてはやはり落ち込みます。
さらに辛いのは、保護者からプレッシャーやとげのある言葉を掛けられたときです。
信頼関係が壊れれば、最悪解雇されてしまうこともあります。
一生懸命指導しているにもかかわらず、結果が出ない時は非常に辛いものです。
思ったように稼げない
家庭教師の仕事は時給が高いですが、5時間6時間と連続して一人の生徒を指導することはまずありません。
そのため、まとまった収入を得るためには複数の生徒を掛け持ちで教える必要があります。
しかし、自分が教えられる科目と学年に該当する生徒がいるとは限りません。
また、生徒が希望する指導時間がバッティングすることもあり、思ったように授業数を増やすことが難しい場合もあります。
加えて、生徒の都合で授業がキャンセルされると予定外の収入減になります。
例えば今から指導先に向かおうとしている矢先に、生徒の体調不良でいきなり授業がなくなってしまうケースがあります。
休みたいときに代わりの家庭教師が見つからない
飲食店のアルバイトなどは、シフト制になっておりバイト仲間がいることが多いのではないでしょうか。
急な予定変更・体調不良で休みたいという場合は、バイト仲間に連絡し代わりにシフトに入ってもらうことができます。
しかし、家庭教師のバイトで代役を見つけるのは非常に難しいです。
帰省予定など、前もって分かっているスケジュールなら、早めにご家庭に伝えることで休みを取ることができるでしょう。
一方、急に休みを取る場合は授業に穴をあける形になります。
このような休みが多ければ、生徒や保護者に不信感を持たれることになってしまうでしょう。
生徒の将来に対し、プレッシャーを感じる
家庭教師には、指導が上手くいくかどうかで生徒の進路が変化するという重みがあります。
生徒や保護者と信頼関係が構築でき、生徒に愛情を持つほどこのプレッシャーは大きくなるかもしれません。
まじめで責任感の強い人は家庭教師に向いています。
しかし、あまり何でも一人で背負ってしまう性格だと家庭教師の仕事を辛く感じてしまうかもしれません。
時間外労働が多い
家庭教師の仕事は、授業時間だけで完結するものではありません。
短い授業時間の中でどれをどう教えるか計画を立て、授業に使う資料やプリントを用意しなくてはなりません。
また、宿題の計画も立てていく必要があります。
授業をどのように展開していくか、どんな教材を使って教えるのか、自分で創意工夫ができるところは家庭教師の仕事の面白さに繋がります。
一方で授業準備に時間をかけすぎてしまい、我に返って「労働時間が割に合わない」と冷めた気持ちになってしまうこともあります。
また、家庭教師は各生徒の自宅まで移動する必要があります。
遠くの生徒を受け持つと移動時間が負担になり、辛さを感じてしまうかもしれません。
家庭教師のバイトが辛い時の対処法
家庭教師のバイトで辛さを感じたときは、どうすればよいのでしょうか。
解決方法の例をご紹介します。
家庭教師派遣会社に相談してみる
家庭教師派遣会社から生徒の紹介を受けているなら、辛さを感じたときにまず会社に相談してみましょう。
派遣会社の中には、指導時の悩みや不安に対するサポート体制の手厚さを売りにしているところもあります。
特に初めて家庭教師のバイトをする時は、いろいろ悩みを抱えがちです。
研修やサポート体制が充実している派遣会社を探してみてはどうでしょうか。
質の良い派遣会社を選ぶことは、生徒を効率的に受け持つことにもつながります。
家庭教師のバイトで思うように稼げないと考えている人は、派遣会社の集客能力が低いのかもしれません。
もし辛さの原因がサポート体制や集客能力にあるなら、派遣会社を変えることで解決できる可能性があります。
他の仕事と掛け持ちしてみる
家庭教師の仕事はやりがいのある仕事ですが、1日に何時間も連続で働くのは難しいです。
生徒の都合によって仕事量が左右されるので、思ったように収入が伸びないかもしれません。
そんな時は、他の仕事と掛け持ちしてみてはいかがでしょうか。
例えば飲食店や事務などシフト制の仕事と合わせて仕事をする方法です。
家庭教師の世界だけでなくいろいろなアルバイトをすることで、視野が開け、気持ちが楽になることもありますよ。
仕事の仕方を変えてみる
家庭教師の仕事が辛いのは、仕事の仕方に問題があるのかもしれません。
例えば、生徒の成績が上がらないのは今の指導方針に無理がある可能性があります。
生徒の苦手な個所を把握したり生徒のやる気を引き出す方法を考えたりして、成績アップの糸口が見つけてみてください。
一度壁にぶつかっても工夫次第でそれを乗り越えることができれば、家庭教師として大きな自信につながるのではないでしょうか。
また、授業の準備時間については、同じ学年・同じ教科の生徒を掛け持ちすることで軽減できます。
移動時間が長くて辛い人には、オンライン家庭教師という働き方もお勧めです。
自宅からネットで生徒宅と繋がれるので、移動時間を0にできます。
さらにオンライン家庭教師の中には単発の質問に答えるタイプのものもあります。
この形式の家庭教師なら、スキマ時間に仕事ができるので特定の日時に縛られることがありません。
保護者としっかりコミュニケーションをとる
生徒の成績が上がらないことでプレッシャーを掛けられるのが辛い場合は、自分がどのような方針で指導をしているのかをしっかり保護者に説明してみましょう。
指導計画書をもとに、今後どのように成績を上げていく予定なのかを提示するのです。
またすぐに成績が上がることを期待している保護者には、成績アップには時間がかかることを指導前に伝えておくという方法もあります。
家庭教師の指導は週1~2回程度、1回の授業時間は1~2時間程度と短いものです。
ここに家庭学習などの習慣が加わって徐々に成績が上がっていくものであることを丁寧に説明し、保護者の理解を得る努力をしてみましょう。
まとめ
家庭教師のバイトは、辛いこともいろいろあります。
ただこれは家庭教師だけでなくどの仕事にも言えることです。
仕事である以上、楽しいことも辛いこともあるでしょう。
家庭教師はやりがいのある仕事なので、辛さを乗り越えれば大きな達成感を味わえるはずです。
個人で悩みがちな家庭教師だからこそ、視野を広く持って自分一人で抱え込まないように気を付けてくださいね。
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