大学生が家庭教師バイトを始める方法、知っておくべきポイント
この記事をお読みのあなたは、「どうすれば家庭教師になれるのか」「家庭教師になるにはどのくらいの学力が必要なのか」といったお悩みをお持ちではないでしょうか。
家庭教師は高時給なこともあり、大学生に人気のあるアルバイトのひとつです。
塾や学童などとは異なり、ご家庭に伺い、完全に1対1で指導できるということもあり、教育に興味があり、ひとりひとりの生徒さんに深く関わりたいという思いを持つ大学生によく選ばれています。
ここでは、「家庭教師になる方法2つ」や「家庭教師になるのに必要な学力や条件」「家庭教師になる際の注意事項・知っておくべきポイント」についてお伝えします。
ぜひ、家庭教師という仕事を検討する際の参考にしてみてください。
家庭教師になる方法2つ
家庭教師になる方法には、主に「個人契約」と「家庭教師派遣センターに登録」という2つの方法があります。
この章では、この「個人契約」「家庭教師派遣センターに登録」のそれぞれについて、ご説明いたします。
個人契約
「個人契約」は、「第三者を介さずに、家庭教師と生徒さんのご家庭が直接契約をする形」の働き方になります。
メリットとしては、「仲介料(マージン)が発生しない分、時給が高くなりやすい」「直接契約できるので、家庭教師個人の都合を反映することができる」などがあります。
反対にデメリットとしては、「仲介者がいないので、生徒さんの確保や契約、トラブル対応をすべて家庭教師自身で行わなければならない」「他の家庭教師に代わってもらうことができないので休みが取りにくい」などがあります。
「個人契約」の場合、首都圏における時給相場は約2,300円となっています。
家庭教師派遣センターに登録
「家庭教師派遣センターに登録」する場合、「家庭教師派遣センターに、家庭教師と生徒さんのご家庭の間を仲介してもらい契約をする形」の働き方となります。
メリットとしては、「家庭教師派遣センターから生徒さんを定期的に紹介してもらえること」「トラブルが発生した時に家庭教師派遣センターのスタッフにサポートしてもらうことができること」「指導ノウハウや受験・模試などの情報を教えてもらえること」が挙げられます。
一方でデメリットとしては、「仲介料(マージン)が発生する分、個人契約と比べると時給が低くなりがち」「指導方法や使用教材などを指定され、家庭教師の裁量が小さくなることがある」といったことが挙げられます。
「家庭教師派遣センターに登録」する場合、首都圏における時給相場は約1,700円となっています。
家庭教師になるのに必要な学力や条件
家庭教師になることを考えている人の中には、「家庭教師になるには高い学力が必要なのではないだろうか」「学歴や資格などの条件を満たしていなければ家庭教師にはなれないのではないだろうか」という不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、授業では国語や英語、数学などの科目を教えますので、「学力」は高いほうがいいということができます。
一般的に、東京であれば日東駒専、関西であれば産近甲龍以上の偏差値の大学に通う大学生が採用されやすいのは事実です。
ですが、「学力が高い」ことはそのまま「教えるのが上手い」ことには結びつかない場合も多々あります。
もしあなたが、現在の自分の学力に自信がないのであれば、家庭教師としてはじめての仕事を行うときに授業準備を十分にして授業に臨むようにしてみてください。
はじめは、「授業準備時間」がたくさんかかりすぎてしまい、損をしているように感じるかもしれませんが、一度しっかりと知識を身につければ徐々に「授業準備時間」は短くしていくことができます。
また、「学力があり、指導が上手」なことはもちろん大切ですが、「生徒さん・親御さんと信頼関係が築けること」も家庭教師にとって非常に大切な要素のひとつです。
どれだけ高い学歴を持つ家庭教師であっても、不誠実で、生徒さん・親御さんと信頼関係を築くことのできない家庭教師はだんだん仕事がなくなってしまいます。
ですので、今現在の学力や学歴で諦めてしまわず、知識を積極的に身につけながら、生徒さん・親御さんと誠実に向き合うことで、よい家庭教師となっていくことが可能です。
次に、「条件」については、以下のような条件があれば「家庭教師としては有利」ということができます。
・有名な大学に在籍している、有名な大学出身である
・進学校出身である
・医学部に在籍している、医学部出身である
・塾講師、家庭教師の経験がある、担当生徒の合格実績がある
・中学受験の経験がある
・浪人経験がある
・TOEIC、英検、TOEFLなどの資格を持っている
・帰国子女である
・模試で高得点を取った経験がある
・連絡の返信が早い
など
ただし、「家庭教師の経験」や、「担当生徒さんの合格実績」に関しては、家庭教師をしていく中で実績を積んでいくことができるので、上記の条件を持っていない大学生であっても、少しずつ時給をあげていくことは可能です。
家庭教師になる際の注意事項・知っておくべきポイント
第3章では、「家庭教師になる際の注意事項・知っておくべきポイント」についてお伝えします。
実際に家庭教師になる前に、以下のことを知っておくことで、スムーズに家庭教師の仕事を始めていくことができると思います。
家庭教師の授業では具体的に何を行う?
家庭教師になることを検討している大学生の中には、「家庭教師が行う授業の内容は、具体的にはどのようなものなのだろうか?」と思われている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、国語や英語、数学のような科目の指導を行うのですが、その指導を行う際には、生徒さんに合わせてさまざまな目標を立てる必要があります。
例えば、生徒さんによって「受験対策」「学校のテスト対策」「宿題を手伝う」など、さまざまなタイプの授業目標が立てられます。
そういった生徒さんひとりひとりの目標を把握して、授業計画を立てるのも家庭教師の仕事のひとつです。
さらに、担当生徒さんが推薦入試やAO入試を考えている場合、「小論・面接対策」などを授業で行うことも必要になるかもしれません。
そして、授業を行なっている中で、生徒さんの悩み相談や進路相談の話になることもあります。
家庭教師は1対1の指導なので、生徒さんひとりひとりの話にしっかりと耳を傾けることができます。
「家庭教師の仕事の中では、科目指導だけでなく、生徒さん自身の進路の悩み、生活の悩みを聞くこともある」ということは、知っておくとよいポイントです。
生徒さんとはどのように関わればいい?
上で述べたように、家庭教師の仕事において、「生徒さんと信頼関係を築く」ということはとても大切なポイントのひとつです。
しかし、「生徒さんと信頼関係を築くためには、どのような点に注意して関わればいいのだろう?」と心配に思われる方もいると思います。
授業の際、生徒さんと信頼関係を築いていくために注意していただきたいポイントは、「生徒さんが萎縮するような言葉を使わない」ということです。
授業においては、先生と生徒という関係上、どうしても上下関係が発生してしまいます。
その際、「こんなことも分からないの?」「ここ前教えたでしょ」のような高圧的な態度を取ってしまっては、生徒さんは萎縮してしまいます。
「質問あるときはいつでも言ってね」「授業のやり方で、合わないなってところがあったら遠慮なく教えて」など、安心感を持てる声かけをすることで、生徒さんはリラックスして授業を受けることができます。
安心感を持てる授業をすることで、「授業で分からないこと」や「気になるところ」「もっと知りたいところ」を萎縮せず質問してくれるようになるので、その科目への理解をどんどん深めていくことができます。
ですので、「生徒さんが萎縮するような言葉を使わない」ということは、生徒さんと関わる上でまず大切な考え方のひとつになります。
まとめ
ここまで、「家庭教師になる方法2つ」「家庭教師になるのに必要な学力や条件」「家庭教師になる際の注意事項・知っておくべきポイント」についてお伝えしました。
家庭教師になる際に必要になるのは、「教える能力」と「生徒さん・親御さんと信頼関係を築く力」です。
この能力はどちらも、大学在学中も、大学卒業後もさまざまな場所で活かすことができるスキルだと思います。
あなたが、教育への興味や、生徒さんひとりひとりに深く関われるという観点から家庭教師に興味があるのであれば、ぜひこの記事の情報も参考に、家庭教師に挑戦することを検討してみてください。
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