個人契約の家庭教師として働く方法・契約のやり方・注意点3つ

契約

個人契約とは

家庭教師として働くことを検討されている方の中には、「個人契約の家庭教師として働くためには、どうすればよいのだろうか」「個人契約の家庭教師として働く上で、どういった注意点があるのだろうか」という疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 「個人契約」の家庭教師とは、第三者を介さずに、生徒さんのご家庭と直接契約を結び授業を行う働き方です。 その契約方法から、比較的自由がききやすかったり、時給が高くなりやすいという特徴があります。 この記事では、そんな「個人契約」のやり方や、個人契約の家庭教師として働く際の注意点についてお伝えいたします。

生徒さんとの個人契約のやり方

個人契約では、家庭教師派遣センターとは異なり、「生徒さんを紹介してもらう」ことができません。 ですので、自分で生徒さんを獲得していく必要があります。 ここでは、どのようにすれば、生徒さんを探し契約を結んでいくことができるのかについて説明いたします。

生徒さんの探し方

個人契約の家庭教師は、具体的にはどのようにして生徒さんを探しているのでしょうか。 ここでは、「個人契約の家庭教師が生徒さんを探す主な方法」を2つ、ご紹介します。 まず1つ目の方法は、「知り合いからの紹介」です。 身近で家庭教師を探している生徒さんを探し、そのご家庭と相談・契約をして生徒さんを獲得する方法になります。 この方法のメリットとしては、「知り合い」ということで既に信頼関係ができている場合、「トラブルになることが少ない」「トラブルになっても話し合いで解決しやすい」ということが挙げられます。 ただし、デメリットとしては、「獲得できる生徒数に限りがある」ということが挙げられます。 なんらかの経験や実績のある方であれば、クチコミで生徒さんが増えていくことも考えられますが、もしそうでない場合には、次にご紹介する方法を検討してみるとよいかもしれません。 個人契約の家庭教師が生徒さんを探す2つ目の方法は、「個人契約の掲示板(マッチングサイト)に登録して、生徒さんを得る」という方法になります。 この方法では、インターネット上にある個人契約の掲示板(マッチングサイト)に自分の家庭教師プロフィールを登録して、生徒さんからのリクエストを待つことになります。 この方法でも、やはり経験や実績のある方がマッチングしやすいですが、あなた自身の強みやアピールポイントを魅力的に記載することで、獲得できる生徒さんの数を増やせる可能性があります。 1点注意点として、「掲示板(マッチングサイト)によっては仲介料を取られることもある」ので、その点はご注意ください。

まずは体験授業

知り合いからの紹介や、個人契約の掲示板(マッチングサイト)を通して生徒さんと繋がった場合、個人契約の家庭教師では、「初回の体験授業」を行うのが一般的となっています。 「体験授業」を通して、生徒さんやご家庭に、家庭教師や授業の雰囲気を見てもらい、実際に契約するかどうかを決めてもらいます。

書面による契約

体験授業後、実際に契約に移ることが決まれば、契約者となるご家族と契約内容について面談をすることになります。 ここで注意点として、「たとえ知り合いとの契約であっても、口頭ではなく書面での契約を行うこと」が挙げられます。 口頭だけで契約内容を決めてしまうと、トラブルが起きたときに契約内容を確認できるものがないため、「トラブルの深刻化」や、最悪の場合「契約の解消」という事態に陥ってしまうことも考えられます。 ですので、個人契約で使用する契約書は、抜け漏れがないように事前にテンプレートを作成しておき、ご家族の方との相談の中で必要な部分だけ修正していきましょう。 契約書のテンプレートには、「月謝の受け渡し方法や受け渡し日」「月当たり授業回数」「生徒さんのお休みや遅刻への対処法」「振替授業について」「授業内容のご家族との共有について」「教材費、交通費」などの項を、後からトラブルにならないように注意して、詳細に作成しておきましょう。 勉強

個人契約家庭教師の注意点

個人契約の家庭教師は、生徒さんのご家庭と1対1で契約を結ぶため、いざというときに守ってくれる組織などがありません。 ですので、何かがあっても基本的に全て自分で対応することになります。 この章では、「個人契約の家庭教師として働く際に注意しておきたいポイント」を3つ、お伝えいたします。 あらかじめ注意することを知っておけば、トラブル少なく、個人契約の家庭教師として働いていくことができます。

確定申告

個人契約の家庭教師として働く場合、年間所得が38万円を超えるまでは所得税の支払い義務がありません。 ですが、年間所得が38万円を超えると、条件や状況によっては所得税の支払い義務が発生することがあります。 ですので、個人契約の家庭教師として働きながら、年間の所得が38万円を超えた場合には、管轄の税務署に電話か訪問して、所得税の納税義務が発生するかどうか確認することをおすすめいたします。 所得税については、納税義務が発生しているのに支払っていない期間が長くなると、高額な罰金が発生することもありますので、注意が必要です。

トラブル対応

個人契約の家庭教師として働く場合、「トラブル対応」は避けて通れない課題となると思います。 さまざまなトラブルが考えられますが、特に「家庭教師を受けているのに成績が伸びない」「教材費や交通費負担が発生することは聞いていなかった」などの、授業に対するクレームやお金に関するトラブルが主に考えられます。 「授業に対するクレーム」など、家庭教師の指導に関するトラブルについてはまず、そういったトラブルが起きにくいよう、「授業内容を毎回ご家庭と口頭やメールで共有しておく」といった対処方法があります。 しかし、それでも授業に対するクレームが発生してしまった場合には、生徒さんやご家庭の保護者の方の思いを丁寧に聞き取り、今後の授業の改善方法などについて提案できるとよいでしょう。 お金に関するトラブルについては、できるだけ契約書に詳細に条件などを記載しておき、トラブルが発生した時に、お互いに確認できるようにしておくことが大切です。 契約書に記載しておけば、問題が発生した時にもどちらの主張が正しいか、すぐ判断することができます。 万が一契約書に書いていないお金のトラブルが発生した場合には、ご家庭の希望を丁寧に聞き取り、あらためて契約事項に追加するとよいでしょう。

長期休暇などがとりづらい

個人契約の家庭教師の場合、家庭教師派遣センターと違って、「代わりの講師を用意する」ということができません。 ですので、2週間、3週間などの長期の休暇がとりづらい、ということが「個人契約の家庭教師で働く注意点」のひとつとして挙げられるでしょう。 ただ、受験や試験が近くない時期であれば、生徒さん、ご家庭と相談することで何回か連続したお休みをお願いすることができる可能性は十分あります。 そういったお願いをするためにも、生徒さん、ご家庭との信頼関係は非常に大切になってきますので、常日頃から生徒さん、ご家庭の双方に誠実に対応しておくことは、家庭教師として働く上で欠かせない資質だといえるでしょう。 また、反対に、受験シーズンや、高得点を狙いたい期末試験の前などは、家庭教師はお休みを取りにくいので、その点についてもあらかじめ把握しておくことをおすすめします。 生徒

まとめ

ここまで、「個人契約とはなにか」「個人契約の家庭教師が生徒さんを探す方法」「個人契約家庭教師として働く上での注意点」についてお伝えしてきました。 家庭教師として、「個人契約」のスタイルで働くということは、ある程度の経験や実績が必要とされる場合が多いですが、その分給与が高く、やりがいの大きな働き方といえるでしょう。 あなたが個人契約の家庭教師としての一歩を踏み出す際に、この記事でご紹介した情報を参考にしていただければ幸いです。
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