「個人契約」家庭教師の時給相場、高時給を得るための条件
家庭教師バイトをする前に知っておくべきこと2つ
家庭教師のアルバイトを検討している方の中には、「個人契約で働いたときの時給相場はいくらくらいなのだろうか？」と疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、「そもそも個人契約とは何か」「個人契約の時給相場」「高時給で働くための条件」「個人契約の家庭教師として働く際の注意点2つ」をお伝えしていきます。
個人契約の家庭教師をする際には、ぜひ以下の情報を参考にしていただければ幸いです。
個人契約とは
まず、「個人契約とは何か」ということについて説明いたします。
「個人契約」は家庭教師の働き方のひとつで、「第三者を介さず、家庭教師と生徒さんのご家庭が直接契約をして授業を行う」形のものを言います。
「個人契約」以外の働き方ですと、「家庭教師派遣センターに登録して働く」働き方があります。
こちらの場合ですと、「家庭教師派遣センターが、家庭教師と生徒さんのご家庭を仲介して契約する」形になります。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、一般的に「個人契約」のほうが時給は高くなりがちです。
しかしその分、「個人契約」では、トラブルが発生したときには家庭教師自身で対応しなければならないというデメリットもあります。
どちらの場合でも、生徒は主に小学生・中学生・高校生が多く、基本はご家庭での対面授業となります。
ですが最近では、コロナウイルスの影響からオンラインでの授業も増えてきています。
個人契約家庭教師の時給相場
それでは、ここから「個人契約」の時給相場についてお伝えします。
「個人契約」においても、「教師募集掲示板を利用する場合」と「生徒募集掲示板を利用する場合」で時給に少し差があります。
「教師募集掲示板」「生徒募集掲示板」それぞれの時給相場について、お伝えいたします。
教師募集掲示板の時給相場
「教師募集掲示板」とは、「家庭教師を求めている生徒さんのご家庭が先生を募集する」形の掲示板です。
この「教師募集掲示板」における平均時給は、約2,000円となっています。
ですが、この平均時給には「プロ家庭教師」の募集案件も多数含まれています。
この「プロ家庭教師募集案件」を外すと、平均時給は約1,800円となります。
プロ家庭教師を外した場合でもやはり、「個人契約」は「家庭教師派遣センター」に比べると高時給ということができます。
生徒募集掲示板の時給相場
次に、「生徒募集掲示板」の時給相場をお伝えいたします。
「生徒募集掲示板」とは、「先生がプロフィールをサイトに登録し、生徒を募集する形」の掲示板です。
一般的には、「教師募集掲示板」より、こちらの「生徒募集掲示板」の方が利用されています。
家庭教師が生徒を募集する、この「生徒募集掲示板」は、基本的に都道府県別に展開しています。
ですので、全国平均は出しにくいのですが、東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏（一都三県）について統計をとったところ、おおよその時給相場は約2,500円となります。
こちらの場合も、一部のプロ家庭教師が平均をあげていることが考えられますので、「プロ家庭教師案件」を外し、首都圏（一都三県）の大学生家庭教師に限定したところ、時給相場は約2,300円となりました。
もちろんこれらは「平均時給相場」であり、経験や実績を積むことでさらなる高時給を目指していくことができます。
この記事の次の章でご紹介する、「生徒募集掲示板」のひとつである「スマートレーダーBETA」では、経験や実績を積み重ね、時給4,000円や6,000円を達成している人もいますので、ぜひ先輩家庭教師たちのプロフィールや実績などを参考にしてみてください。
高時給で働くための条件
第3章では、「個人契約家庭教師として高時給で働くための条件」についてお伝えいたします。
実際に、「生徒募集掲示板」のひとつである「スマートレーダーBETA 」に登録している家庭教師の方々のプロフィールを参考にすると、以下のような要素が「高時給のための条件」として見えてきます。
・有名な大学に在籍している、有名な大学出身である
・進学校出身である
・医学部に在籍している、医学部出身である
・塾講師、家庭教師の経験がある、担当生徒の合格実績がある
・中学受験の経験がある
・浪人経験がある
・TOEIC、英検、TOEFLなどの資格を持っている
・帰国子女である
・模試で高得点を取った経験がある
・連絡の返信が早い
など
やはり、有名大学に在籍していたり、家庭教師の経験があることは、家庭教師をする上で大きな強みになることが分かります。
実際に、上記サイトを見ると、時給4,000円や6,000円を達成している家庭教師の方も多くいらっしゃるようです。
ですが、「有名大学に在籍していない」「有名大学出身でない」から、高時給の個人契約家庭教師を目指すことが難しいかというと、そう言い切ることはできません。
もちろんすぐに高時給を得ることは難しいかもしれませんが、家庭教師として登録し、「家庭教師の経験」や「担当生徒さんの合格実績」、また「家庭教師としての指導スキル」を磨いていくことで、徐々に時給を上げていくことは可能です。
上記したような条件を現在満たしていない方には、家庭教師としての経験を積むとともに、TOEICなどのアピールできる資格を取ることをおすすめいたします。
そうすることで、「高時給への道」をより早く進んでいくことができます。
個人契約の家庭教師として働く際の注意点2つ
「個人契約」の家庭教師として働くことには、「時給が高い」「契約内容に家庭教師自身の都合を反映させることができる」などのメリットがある一方で、「授業からお金にいたるまで、すべてのやりとりを家庭教師自身で行わなければならない」「トラブルが起こった際に仲介しサポートしてくれる人がいない」などのデメリットがあります。
この章では、そういった、「個人契約の家庭教師で働く際の注意点」を2つ、お伝えいたします。
必要経費に注意！
「個人契約」の家庭教師として働く際には、お金に関する話も、生徒さんのご家庭と直接話し合わなければいけません。
もし契約の際、「給与」に関することしか取り決めていなければ、あとから「交通費がかかるとは知らなかった」「教材費がかかるとは聞いていない」などの、お金に関するトラブルが発生しかねません。
ですので、必要経費を確保し、想定外の支出が発生することを防ぐため、契約書にあらかじめ、「給与の金額」「給与の受け渡し日、受け渡し方法」「交通費」「教材費」などの項目を設けておきましょう。
そうすることで、万が一問題が発生したときも、お互いに署名済みの契約書を参照しながら、問題解決にあたることができます。
トラブル対応に注意！
上でも述べたように、「個人契約」の家庭教師は、トラブル対応を自分1人でする必要があります。
もちろん、トラブルが発生しないように、「体験授業」や「契約の面談」などの中で、「家庭教師がする仕事内容」や「ご家庭にお願いすること」についてしっかりと伝え、話し合っておくことが理想的です。
ただし、それでもトラブルが発生してしまったときには、なによりもまず「できるだけ誠実に話し合う」ようにしましょう。
何か問題や誤解が発生したときにも落ち着いて話し合いができるよう、常日頃から生徒さん・親御さんとの信頼関係を築いておくことが、「個人契約」の家庭教師にとっては特に大切です。
授業中の生徒さんへの指導、授業後の親御さんとの情報共有などの中で、自分のことを信頼してもらえるように、誠実な対応を心がけましょう。
まとめ
ここまで、「個人契約とは」「個人契約家庭教師の時給相場」「高時給で働くための条件」「個人契約の家庭教師として働く際の注意点2つ」をお伝えしてきました。
家庭教師は、「信頼」「経験」「実績」が求められる仕事です。
それらの3つの要素を身につけていくことができれば、「高時給の個人契約家庭教師」となっていくことができます。
高時給を得ることができる、スキルのある個人契約家庭教師となっていくために、この記事の情報を参考にしていただけたら幸いです。
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